本作品は月刊ste小型バックロードホーン　FOSTEX P1000搭載

FOSTEXP1000搭載の小型バックロードホーン。
12ミリのシナ合板とバッフル板に12ミリのタモのムク板を使用しています。
ユニットは、月刊stereo2015年8月号の特別付録10センチのフルレンジです。同時に専用のエンクロージャーキットが発売されていますが、こちらの方は側板5.5ミリ、それ以外が9ミリのMDFとなっており、音道の設計も簡素です。
本作品は、月刊stereoの作例を参考に一部補強して製作したもので、基本的に市販されているFOSTEXのP1000-BHの設計を踏襲しています。違いは、木材の材質と厚み、内部の吸音材にウレタンではなくニードルフェルトを使用していること、底の部分を階段式にして、フェルトを半分に剥がして敷いている点などです。
塗装に関しては、バッフル板にはワシンのポアーステインのチークを、それ以外はチェスナットを塗り、ワシンの油性ニスの透明クリアーを塗ってからツヤ消しクリアーを塗って、しっとりしたマットな感じに仕上げています。
また、音に関しては、バックロードらしい「スピード感があり小気味よい量感ある低音が楽しめます」との解説を実感してもらえるのではないかと思います。小さいながらも元気な音が前面から躍動してきます。一度、バックロードホーンを試してみてください。
ホーンツィーターを加えると、全体に量感が増え、メリハリの効いた音になってさらに迫力が増すように思います。
さらに、写真11の通りFOSTEXのFE103enなど他のユニットとの交換も楽しみの一つです。
サイズは、W145×H340×D220㍉。
個人的には、MDFを使用して製作したエンクロージャーが多く、シナ合板やムク板を使ったという意味では少しばかり貴重だったので、しまったままにしていましたが、オーディオ関係を整理し出していることから出品しました。
趣味で製作した素人の作品で、拙いところもあることをご理解いただいたうえで、興味のある方にお譲りしたいと思います。
よろしくお願いします。