山口金匠堂製 銀杯 148gキッチン・食器
山口金匠堂は明治から戦前にかけて貴金属細工商として有名だった会社です。丹金といって銀をベースにして色々な意匠を施したものを作っており、現在でも骨董のオークションに出品され高値が付いています。目印は底に付けた大の字です。また当品には「丹金精卒」の刻印があり明確に山口金匠堂製であることが分かります
この品は三門商株式会社というところの注文で作った記念品のようで会社名が入っており残念ながら凝った意匠は施されていません。しかし「山口金匠堂製」というだけで骨董的価値が十分にある品です。
一応、比重を計ってみたところ10.5という数値で純銀製で間違いありませんが、銀としての価値よりも骨董品としての価値の方が高い品です。
残念ながら記念品なので箱は、ありませんが、直径約11.4cmで非常に使い勝手の良い大きさですので、お祝いの時などに使われては、いかがでしょうか?ちょっと贅沢な雰囲気が味わえると思います。
丹金というのは純銀を叩き器全体の硬度を上げたもので通常の銀製品よりも空気中の硫黄と反応しにくいので輝きを保ち、かつ器としての硬さも適度にあり口当たりがとても優しいのが特徴です。銀としての価値よりも骨董的な価値の方が高い品です。
山口金匠堂製 銀杯 148gキッチン・食器