【売約済】リヒター／バッハ：ブランデンブルク協奏曲（全6曲）2CDもう1枚購入→150円引き

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バッハ　2枚組
ブランデンブルク協奏曲（全6曲）

指揮＆チェンバロ：カール・リヒター
カール・リヒター室内管弦楽団
録音：1956、57年
（ステレオ：第2＆4番、疑似ステレオ：第1、3、5、6番）

第二次大戦後、新たなバッハ像を確立したといわれているリヒター、名演の誉れ高い最初期の録音。20歳代後半の1955年代前半に、自らの合唱団と管弦楽団を組織し、オルガンとチェンバロの演奏家に加えて、オーケストラと合唱の指揮をする総合的バッハ演奏家への道を踏み出した記念碑的演奏です。洗練された演奏やオリジナル楽器による演奏が多い中、ドイツ音楽の中道を行くゆるぎない演奏スタイルはとても新鮮です。

最初に聴いた演奏がスタンダードになるような傾向があります。なかなかそれを越えるものがみつかりません。本作品の7年後から数年かけて、アルヒーフで再録してます。そちらが名盤と誉れ高いように評価されてるようです。何かやり残した事があったのか、大人の事情なのかは解りませんが、アルヒーフ盤を聴いて驚きました。スピードの早さです。回転を間違えたような・・・。圧倒的に本作テルデック盤をお勧めします。

今迄『世評に惑わされていたな』率直な感想です。こちらの方が、誉れ高い67年録音より、テンポはゆったり目、それだけ忙しさが減じて、丁寧な演奏になっています。この曲の原名は『種々の楽器のための６つの協奏曲』。独奏部・協奏部を貫いて、それぞれの楽器を如何にして最高に謳わせるか、そうした探求からこのテンポが選ばれ、その効果で参加する楽器の音が、とても大切にされた、伸びやかな演奏に仕上がっています。その結果が鮮度にも窺われます。30代に入った若きリヒターが、全身全霊で真正面から曲に当たって行く、そうした一途な姿勢が、新鮮さ、凛々しさを自ずと添える、そんな演奏でもあります。創生期とは言いながら、ステレオ（疑似含む）ですし、また再生技術の向上も駆使され、音は良質さを発揮しています。自前の楽団を結成して、正に『リヒター、満を持しての録音』です。生命漲る音に魅せられて、こちらに鞍替え致しました。

輸入盤【廃盤/希少盤】盤面傷無し
日本語ライナー演奏時間手書きあり

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