日本改造法案大綱 北一輝 大正15年刊行余談
昭和56年頃、神田古書店にて偶然見つけ、旧字体遣いは判読難しく、自身が学び将来読めるようになれば良しとして購入、それから40年経過しましたが、未だ果たせず。
北一輝が辛亥革命に身を投じ、大正9年に帰国後大正12年に刊行した著作。
この本に感化された若手将校が「ニ・ニ六」クーデター未遂事件を起こし、北一輝は理論指導者とされ民間人でありながら処刑される。
大正15年2月に刊行された改訂版だと思われ、部分的伏せ字されてます。
100年近くの間、何人かの手に渡り、縁あって私の元で40年保管しております。
相応の経年劣化しておりますが、落丁なく本文は問題なく読めます。
北一輝より思想影響を受け、国家転覆罪で首謀者として逮捕され、北とともに処刑された西田税編者兼発行者、次世代に受け継いで頂ければ幸いです。
・・・余談
紫山塾主宰され頭山満翁子息の秀三氏と「五・一五」事件連座された土浦の民間指導者宅には、初版が三冊、現在も大切に保管されていると思います。
日本改造法案大綱 北一輝 大正15年刊行余談