肩には布着せがありますアンティーク立ち雛
明治生まれの祖母が、大正生まれの母親(大正10年生まれ)に買い求めたもので、大正から昭和初期のものだと思います。関東大震災(1923)東京大空襲(1945)阪神・淡路大震災(1995)の三度の大禍を経てきました。
男雛 高さ144㍉ 肩幅90㍉
肩には布着せがあります
烏帽子の金装飾や袴の金装飾が妙に輝いています(亡き母親は彫金や和紙人形作りと手先が器用でしたのでチョコの金紙でも被せたか?)
女雛 高さ90㍉
全体的な縦横厚みは
144✕110✕45㍉程度
1世紀(100年)近くは経ていますので男雛の左側の肩口と背中に胡粉?の割れがあります(画像◯部)。
また男雛の腰部や女雛の髢を覆う部分に経年によるスレなどもあります。
台は縦105㍉横140㍉厚さ13㍉
裏面(画像10)には「博多人形工業組合 検査証票 1 3級」の証票が貼ってあります。
※博多人形工業組合に証票と立雛の画像で問い合わせますと、立雛は昭和10年以前のもので作者は不明の博多人形とのことでした。また、証票は昭和11年くらいまで使われていたとのことでした。
肩には布着せがありますアンティーク立ち雛