十二代和田美之助十二代 和田美之助作 万代屋釜 86
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☆寸法
全高21.6cm 径24.4cm 蓋径10.5cm共布・共箱入・
釜の表面にはまだざらつきがありますが、使うにつれ、いい肌になってきます。
唐金の風炉に合わせると堂々とした大きさで風格を感じます。少し小振りな風炉には合わないように思います。
◆万代屋釜(もずやがま)
茶の湯釜の形状のひとつで、鬼面鐶付で、肩及び腰に二本の筋があり、その間に擂座がある釜です。
万代屋釜は、天明作を利休が好んで辻与次郎に作らせ、女婿の万代屋宗安に贈ったといい、そのことからこの名があります。
万代屋釜は、口造りは広口、輪口、繰口などがあり、擂座の代わりに肩下に巴紋のあるもの、口端にも擂座のあるものなど色々な種類があります。
万代屋釜は、本歌とされるものは天明作で、薮内家に伝来するといいます。
●十二代 和田美之助
昭和十六年生
歴代の偉業を受け継ぎこの道一筋に専念、秘法を守りさらに研究改良を重ね製作に精進す。
十二代和田美之助十二代 和田美之助作 万代屋釜 86