今度は後期型です2000GX第二弾　今度は後期型　アンテナ以外はオリジナルです

最近は中々2000GXが手に入らなかったのですが、今月は2台続いて落札出来ました。
今度は後期型です。
ソニーがTHE11Dにワイヤレスマイク機能を追加してラジオでトランシーバーの真似事をするのがほんのいっ時流行りました。
小生の友達もTHE11Dを持っていて、自分のIC11に音声を飛ばして見ましたが、一瞬で飽きました。高々100mくらいしか届かず、自分からは送信出来ない。
こりゃあ意味ないなあ、と思った事を覚えて居ます。
まあ、そう言いながらスカイセンサーは買って貰いましたが。
ソニーのライバルのナショナルがこの商機を見逃す筈は無く、早速THE11Dの刺客として更に本格的なトランシーバー機能を盛り込んだワールドボーイGXOを発売します。
此方はソニーとの差別化の為か、わざわざトランシーバー機能専用のエアーバリコンを使っており、当時最も本格的なトランシーバー機能でした。
同時に既存の2000GXにも同じトランシーバー機能を加えた、この後期型を発売しています。
出力も2.2WからGXOと同じ2.6Wに強化して居て、同社ラジオのフラグシップとしての地位をキープさせました。
2000GXはボックス構造で中身はギッシリ詰まって居ますが、丁度チューニングスケールの下の部分に空間があり、そこを上手く使った感じです。
この個体は可成り汚れが目立ち、電源も入らない状態でしたが、過去の経験から内部に問題は無かろうという確信を持って落札。
実際中を開けてみるとメインスイッチとバンド切替部分に接触不良が有りましたが、回路には問題無く、電池室にも汚れは有りませんでした。
残念乍らアンテナは無くなっており、手持ちのやや短かく太い物に変えて居ます。
代替アンテナは8段式。オリジナルの5段に比べて全長では5cmの違いしかないので、感度低下は無視出来るかと思います。
外側の汚れは洗剤2種で落とし、必要箇所には接点復活剤を塗布、ボリューム類のガリも消しています。
タイマーは例によって精度は兎も角オンオフはします。ダイヤルライト点灯、トーンコントロール、ラウドネス、メーターもOKです。
測定器が無いので、完動品とは言いませんが、トラブルは無いでしょう。
トランシーバー機能は本当に40年振りに試し、手持ちの2000GX前期型を使って動作する事を確認済です。
電池、ACコード付きです。